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★★★ あのトレンチ君の奥さんは ★★★

法人本部の森です。

この時期は人間関係等でお酒が入ることが多い時期です。そんな中…講演会があり、終了が21時だったので電車に乗車したのは22時を回っていました。

運よく向い合いのボックス席に座ることが出来ました。進行方向に向かって窓側にトレンチコートをキュッと締めてパンパンの鞄を抱えた私より15歳くらい上の頃の45歳位のサラリーマン風の男性。向かいの女性は私が耳をダンボにしていたので、どうも塾の講師のようでお二人もやはり私より15歳位年上とおぼしき45歳位でした。みんな僕より年が上だなーとニヤリとし(勝った~)思いながら今日の講演会のことを思い出してニタニタしていました。

すると隣のトレンチ君が熟睡体制に入ったのを知らせなくてもいいものを僕の方にもたれてきます。それだけならまだしも私の顔の前に頭を垂らして寝てしまいました。もう、肩に重さと顔の前に髪の毛が迫り、小さくなりながらも(疲れてはるんやなーたいへんやなー)と思いながらまぁーいいやと思っていたらどうも向かいの女性も気になったみたいできっと(隣の人は「私のこと…」気が弱いから黙っているんだわ)と思われても嫌だし、本当に息苦しくてこのまま得方巻きを食べずに人生の終着駅に着くのは嫌だと思い…。

 

私「手で身体を押して…ごめん、重たいからあっちにもたれて」っていうと

男「口ももぐもぐさせて ふにゃふにゃ」 窓側にもたれた

 

良かったーと思いきや又気になることが、それは手に持った携帯電話。その携帯電話は確か送信完了みたいな表示だった。

 

私「ははん~きっと家で待っている奥さんに迎えに来てもらうようにメールしたんだろうなー」と又いつものように妄想を膨らませていました。

 

しかし、熟睡体制に入っているトレンチ君の手には携帯電話が今にも床に落ちてそうな状態。電車が揺れる度に落ちそうになり思わず手が出てしまいそうになり、目が釘付け。視線を感じて前をみると向かいの二人は私を見ている。落ちそうになっては握りしめ、握りしめては落ちそうになる携帯電話に、はらはらして講演会のことなんかすっ飛んでしまいました。

 

すると、次は明石~と社内アナウンス。もしかしてここで降りるのではないかと思い、もしも寝過したら奥さんが小さいお子さんを起こして車で待っているのに、子供が風邪をひいてしまってはいけないと思い、義を見てせざるは勇なきものなりと…

 

私「肩をポンポンと強めに叩き…明石だけど、ええの~」と言うと、又

男「ううん~大丈夫」と返事、なんやしっかりしてるやんと思いつつ、奥さんのことを考えると、ここでどこで降りるか聞いておかないと奥さんのためにならないと思い

私「どこで降りはるんですか」

男「加古川」又、はっきりしてんるやん!と思いつつも

私「一緒だから、そのとき起こすよ」と言い終わらない前に熟睡体制再開

 

次は加古川~社内アナウンスが流れたので

私「肩をポンポンと強めに叩き…加古川だからおりないと」と言って起こすと

男「あぁ~、ありがとう」と返事。なんやまたまたしっかりしてるやん!

と思いつつ後から付けてこられても困ると思って遠くの出口から下車しました。

 

一体奥さんは待ってくれていたのでしょうかー?

 

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