御無沙汰しております。柳本町居宅の平野です!
日増しに気温が高くなって来ましたね?皆様はいかがお過ごしですか?
バイク通勤の私には非常に心地よい季節となってきました。
すぐに次の「暑さ」がやってくるんですけどね・・・。
さてタイトル通り今回は「利用者本意」について。
この業界ではよくこの言葉が使われます。
私達はご利用者様の困っていることなどの要望を聞いて、ご利用者様の望む生活ができるように、サービスを考えることや調整するのが私達「介護支援専門員」のざっくりとした仕事です。
ただこの時に注意しなくてはいけないのが、「ご利用者様が望むから・・・」と安易かつ考えのないままにサービスを導入する事です(例:「デイサービスというのを聞いたから行きたい」→デイサービスを調整)。これが俗にいう「御用聞きケアマネ」=「言われたことだけをするケアマネ」と呼ばれる仕事の仕方です。
「本意」とは、「本当の意思」や「本当の気持ち」という意味です。
多くのご利用者様・ご家族様は「本人や家族が希望しているのだから、その通りにしてくれたらいいじゃないのか?(本意じゃないのか?)」と思われるかもしれません。
確かにそういった流れでサービスを調整することがないとは言いません。
ですが、(誤解を恐れずに言うと)それは介護支援専門員として専門的な知識と視点を持って、その方にとって「必要」や「最適」などの判断をした上で調整をしています。
結果として言われたままのことをしているように見えるかもしれませんが、私達はデイサービスに行くことによって、「楽しみがみつかる」・「リハビリができる」・「入浴ができる」などの目的や目標があって調整しているのです。
ご利用者様の意見、ご家族の意見、そして介護支援専門員の意見をすり合わせ、3者の求めることを一つにまとめられるよう落としどころを見つけて行くことになります。
その話し合いをする過程の中で、ただ「デイサービスに行きたい」と思っていただけと思いきや、実は「自宅で毎日一人で過ごすのはさみしいので、たくさんの人と楽しく話しをしたい」という隠れていた「本当の意思」や「本当の気持ち」が明らかになるんです!
そしてその「本当の気持ち」を叶えていく(問題を改善する)ことが私達の仕事なのです。
つまり、「ご本人が話す希望」=「本意」ではありません。
ですので必ずしも、「ご利用者様が希望しているサービスと内容が、そのまま提供されるとは限らない」ということを知って頂ければと思います。
(同業種の方で細かい部分へのツッコミはご遠慮ください。言葉足らずは重々自覚しております・・・。)orz
ですが、人と人とが接せする対人援助という職業柄、そんなにいつでもうまく一筋縄ではいかないのでこの仕事の難しさかな?と日々苦悩と精進の日々です。
では、「重度の認知症で自分の気持ちが表現できない場合」はどうすればいいのでしょうか?
これは次回のブログ「利用者本意?②」でお伝えできればと思います。(話しが長いので・・・。)
最後にお決まりのプライベートについて。( ^^) _旦~~
先日の休みは家族と妻のママ友及びその子供たちと仁川競馬場の公園にいってきました
広くてたくさんの遊具があるので子供たちは大はしゃぎでした
でもちょっとおやつで一休み・・・。
一緒に走り回ってへとへとに疲れたけど、癒された一日でした・・・